子供の勉強中の姿勢


最近、子どもの勉強をリビングでさせている家庭が増えているそうです。

一人で自分の部屋で勉強机に向かって勉強していても、分からない問題を一人では解決できなかったり、集中力が続かなかったり、決して効率が良いとは言えません。
一方、家族の声や物音が聞こえるリビングダイニングでは、むしろ安心感から集中力が高まりますし、分からない問題をその場ですぐに教えてもらうことができます。
それに、何と言っても親子でのコミュニケーションがしっかりとれるのプラスのポイントでしょう。

そこで、気をつけたいのは、勉強時の姿勢です。

悪い姿勢での勉強は、必要以上の目に負担をかけ、視力低下に直結します。
普通、リビングに勉強机があることはないので、たいていはテーブルを代用することになると思います。しかし、こういったリビングテーブルは、大人のサイズですから、子供の体形に適してるはずがありません。

そんな環境で勉強を続けると、たちまち視力低下を招いたり、肩こりや頭痛といった症状になって現れるでしょう。
子供の視力低下のスピードは大人の3倍以上と言われています。
子供の目の健康を守るためには、周りの大人が視力を悪化させる環境を改善してやらなければならないのです。

まず、子供の背中が丸くなって勉強をしていないか注意しましょう。猫背になっていると教科書やノートとの距離が近すぎるため、目に負担がかかります。
できれば、教科書等と30cm以上は離すようにして下さい。近くのものばかり長時間見ていると、水晶体を調整している毛様体筋が緊張しっぱなしになって、遠くを見ようとしてもピントが合わせられなくなってしまからです(つまり近視の始まり)。

特に注意が必要なのは、ダイニングテーブルで勉強する場合です。
ダイニングテーブルに子供が座ると、大概は上背が足りなくて、教科書やノートが高い位置、つまり子供の目と近くにある状態になります。こういった状態で勉強することは、目だけでなく全身に負担をかけます。
椅子に座ってみて、手をテーブルに置いたときに、肘の角度が「100°~110°」前後が疲れない高さと言われていますので、クッションなどで高さを調整して下さい。
子供用椅子のダイニングチェアがあれば、普通は高さを調整できますので必ず使用してください。

それと、椅子が高いので、子供の場合は足が宙に浮く感じになってしまいます。足裏が浮いた状態だと必要以上に腰に負担がかかってしまいます。足がかけられる椅子であれば問題ありませんが、そうでなければ木箱などで足場を置いてやるなどで調整して下さい。

もう一つ、明るさも大切です。
暗いところで勉強すれば、それだけ目の負担は増えます。電気スタンドを使うなら、利き手の反対側から照らして影ができないようにしましょう。

また、長時間続けて勉強することは、目の筋肉だけでなく全身の筋肉が負担がかかります。できれば、60分をワンセットに考えて、適度に休憩を入れましょう。その方が、かえって集中力も増すので効率的です。

明るいところで正しい姿勢で勉強することで子供の視力低下を防ぐことができるのです。



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