目の疲れを抑える正しい姿勢

現代の子供は、テレビゲームはもちろん、学校のほかに塾通いなど、非常に目に負担がかかる環境の中で、生活していると言えます。
ゲームなら時間を制限することで目の負担を減らすことはできますが、これが勉強となると、せっかくやる気になっているところを抑えるようなことは言いにくいものです。

以前にも述べましたが、勉強で教科書や参考書を読むこと自体が目を悪くしているわけではなく、目と近距離にある教科書や参考書を長時間見続けていることが視力を低下させているのです。

ですから、目に負担の少ない正しい姿勢で勉強をする習慣を身につけ、適度の休憩を取りながら、勉強をすれば、視力の低下を予防できるはずです。
正しい姿勢は、目の負担を軽減するだけではなく、首、肩、腰など全身への負担を減らし、集中力の持続を助けるのです。

机で勉強するときは、教科書や参考書は30㎝以上は離し背筋を伸ばした姿勢で見るようにしましょう。背中が丸くなっていると、教科書等との距離が近くなり過ぎ、目の負担だけではなく首や肩への負担も大きくなります。

また、手元の明るさにも注意しましょう。暗いところで字を読めば当然に目に負担がかかります。また、寝転がって教科書等を読んだりすると、左右の目から文字までの距離が異なりやすく、視力低下の原因になります。
ですから、子供が勉強をする場合は、適度に休憩を取りながら、正しい姿勢で明るいところで読み書きすることで、眼の負担を最小限にすることができます。

勉強時の正しい姿勢には、「椅子の高さ」の調整が不可欠です。椅子というと机の付属品のようなイメージですが、こと姿勢という視点から見ると、主役は「椅子」なのです。正しい姿勢は、まず、椅子の高さを調整することから始めなければなりません。

椅子の適正な高さは、椅子に深く腰掛けた状態で、足の裏全面が床につくように高さを調節します。もし椅子を最大限に下げても床に足がつかない時は足元に木箱など置いて調整します。足裏が床につかない状態では、腰への負担が大きいのです。
また、背中が背もたれにつかない時はクッションなどを背中においてフィットさせると安定感がでます。

椅子の高さを調節したら、次に机を合わせます。机とお腹の間に握りこぶし一つ分の隙間を開けて椅子に深く座ります。この時に両腕を軽く机において肘が直角なるように机の高さを合わせるのがポイントです。

子供の勉強机は、どうしても成長分を見越して、体形より大き目のモノを購入される場合が多いので、椅子も机も高さ調整ができるタイプのものを選んで下さい。

最後に電気スタンドがある場合は、非利き手側前方に置くのが良いでしょう。目に直接光が入らないように方向を調節し、もし目に入る場合はフードを付けて光を遮ります。できれば、明るい白熱球かチラツキの少ないインバーター式蛍光灯が良いと思います。



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