視力低下の原因はテレビゲーム?

昔から、「勉強をし過ぎると目が悪くなる」と言われますが、もちろん勉強が目に悪いわけではありませんね。目を悪くしているのは、近くのものを長時間見続けているからです。見たり読んだりする対象物(教科書や参考書など)と、自分の目との距離を近づけて見ていると、毛様体筋という水晶体の厚さを調整している筋肉が緊張したままになり、遠くのものにピントが合わせられなくなるのです。
ですから、勉強のし過ぎが目に悪いのではなく、近くのものを見続けることが目に悪いのです。

テレビゲームにも同じようなことが言えます。テレビゲームの場合、読書に比べ「瞬き」の回数が半分ほどに減るというデータがありますので、全く同じ理屈で述べることはできませんが、近くを見続けることが目に悪いと言う意味では、同じです。
つまり、テレビゲームでも、遊ぶ時間を決めて、適度に休憩を入れ、マッサージやストレッチなど目を休めながらやるのであれば、毛様体筋が硬直して視力が低下する危険は、ある程度は予防できる訳です。
実際、ニンテンドーDSなどテレビゲームでありながら、目の能力を高めることを目的としたソフトもあります。これらのゲームには、上下左右や不規則に画面上を移動するマーカーを目で追うことで、目の筋肉を鍛える内容のもですが、そういった意味では、素早い動きで視線を動かすことが求められるアクションゲームなどは目の筋肉が鍛えられていると言えるかもしれません。
繰り返しになりますが、テレビゲーム自体が目に悪いというより、近くばかりを見る状況を続けることが目に悪いのです

ゲームだからと言って、頭ごなしに目に悪いと決めつけて、子供たちから取り上げるのではなく、「時間」「姿勢」「休憩」などを子供たちと約束した上で、ゲームを与えてはいかがでしょうか。
もちろん、1日中ゲームをしたり、悪い姿勢でゲームをやることは、視力低下だけでなく、肩こりや腰痛なのからだ全体に悪影響を与えるので、「ゲームのやり過ぎ」を控えるべきなのは言うまでもありません。




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